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沖縄のモデルケースです
藻からジェット機燃料
「藻類バイオマス生産技術の開発と藻油の航空燃料化」
限りある資源の化石燃料ではなく、植物の藻からジェット機の燃料を作り出す。そんな環境に優しいバイオ燃料を目指して、油を作る能力を持った藻類に着目、藻類の効率的な培養から燃料製造にいたるまでの一連の開発に力を尽くしてきた。
藻類がつくる油は、油の分子構造によって、燃料の仕方などが大きく変わる。約2000種類の藻類を丹念に調べ、航空機燃料に適したものを2011年2月に突き止めた。
光と水と二酸化炭素があれば育つ藻類だが、効率的に培養できる波長の光を出せるLED(発光ダイオード)を開発し、培養法を改善した。
筑波大学在職中はメタン発酵によるバイオガス研究の第一人者として知られた。藻類からの油づくりは、同大退職後の08年にスタート。バイオガス研究で培った藻類の培養技術などを米企業に見込まれ、提携を持ちかけられたのがきっかけだ。
今年秋には茨城県阿見町で、藻類の油を燃料化する工場を稼動させる。
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